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花の仕事にたずさわる方のためのワークショップ開催




TISTOU では、花の仕事にたずさわる方を対象としたワークショップを、全5 回にわたり開催します。


ワークショップといっても、花束やアレンジの作り方を学ぶことが目的ではありません。

空間を軸として、花器と花、植物のあり方を考えるプロ向けのワークショップとなります。


 講師に迎えるのは、植物がもつありのままの美しさに向き合い、

コンテンポラリーでアーティスティックな

作品を生み出す気鋭のフラワーデザイナー、岡 寛之さん。

自身の創作活動をはじめ、アレンジメント制作、

空間装飾、企業のデザイン監修と活動の場は多岐にわたり、

独創的なその作品はさまざまなメディアで取

り上げられ、業界でも常に注目を集める存在です。

本ワークショップは、そうした岡さんの豊かな経験、独自の感性と技法を学ぶとともに、

花を扱う仕事の楽しさを共有する機会として企画しました。


 会場は2024 年2 月にオープンした「MAARKET トーキョー」と「MUUTO STORE」。

「MAARKETトーキョー」は約40 年もの間、世界の家具を日本に紹介し続ける

インターオフィスが満を持してオープンしたインテリアショップ。

次世代に受け継ぐ価値のある世界の上質なデザインだけを集めた

デザインミュージアムのような空間です。そこに併設する「MUUTO STORE」は

“ニューノルディック”を牽引するデンマーク発のインテリアブランド「MUUTO」の世界5 つ目となる旗艦店です。

今、話題のこの場所をワークショップ会場として使用し、

空間に合わせた装花を提案するという実践的なワークショップも予定しています。


 将来フラワーアーティストを目指す方や、フローリストとして視野を広げ、

お仕事やクリエイティブに活かしたい方など、

これから花の業界で活躍したい方のご参加をお待ちしています。


INFORMATION------

主催:TISTOU株式会社

講師:岡寛之、平田倫子、岡本譲治

開催日時: 日時:2024年5月~7月 全5回の講座

〈第1回〉5月29日(水)18:30~21:00

〈第2回〉6月19日(水)18:00~20:30

〈第3回〉7月3日(水)18:00~20:30 〈第4回〉7月17日(水)18:00~20:30

〈第5回〉7月31日(水)18:00~20:30

会場: MAARKETトーキョー/MUUTO STORE 東京都港区北青山2-7-15

対象者:花に関する実務経験をお持ちの方

募集人数:6人(多数のご応募をいただいた場合抽選になる可能性がございます)

募集締め切り:5月9日(木)

参加費:15,000円(税込)×5回

お支払い方法:ご参加決定後、担当よりご連絡させていただきます。


お申し込みはこちらよりお願いいたします。





ORGANIZER------



主催

TISTOU株式会社代表取締役 平田倫子

恵泉女学園園芸学部卒業後、渡欧。ドイツ、ベルギーのフラワーアーティストのもとでアシスタントを務める。帰国後、TISTOU株式会社を設立。現在はプランターブランド「DOMANI」(ベルギー)、フラワーベースブランド「Henry Dean」(ベルギー)などヨーロッパのデザインブランド7 社の日本総代理店を務める。


今年1月に訪れたベルギーで「フローリスト学校の生徒が集まらず、どこも経営が厳しい」という話を耳にしました。

ベルギーはセンスのよい素晴らしい花店が数多くあり、著名なフラワーアーティストを多数輩出している国。そんな

ベルギーでさえ、フローリストやフラワーデザイナーという職業を選ぶ若者が減っているのだと。確かに花を扱う仕

事はきれいなだけじゃないし、けして楽ではありません。朝は早く、肉体的にかなりハードなうえに、クリエイティブでなくてはなりませんから……。

 約30年前、私はドイツとベルギーで5年間花の修行をしました。自分の天職ではないと感じた私は、最終的にフラワーデザイナーになることを諦め、ベルギーで出合ったフラワーベースやプランターを輸入するというかたちで花にかかわることに。そんななか縁あってインテリア雑誌のフラワースタイリングをディレクションする機会に恵まれました。空間のコンセプトを読みとりながら、その空間における花の存在理由を考えると同時に、空間という視点から俯瞰して花を見つめる。それは、新たな花の魅力を発見する機会でした。以来、空間への花の提案依頼があればできるだけお受けしてきました。そのたびに私は思うのです。花を扱う仕事は楽しい、なんて素敵な仕事だろう、と。同時に、普段お店やアトリエでお客さまのためにブーケやアレンジを作られている方は、こうした機会がなかなかないのではないかとも感じました。

 そんなとき、インターオフィスの代表取締役、寺田尚樹さんから「MAARKET トーキョー」をデザインに触れられる場にしたい」という思いを聞き、このワークショップを企画することにしました。今、もっとも注目されるインテリアショップ「MAARKET トーキョー」と「MUUTO STORE」で、フラワーデザイナーの岡 寛之さんと共に、花を扱う仕事を見つめ直してみませんか。少しでも視野が広がったり、花を扱う仕事の楽しさを再発見し、みんなでシェアできる機会になれば嬉しく思います。 



講師

岡寛之

フラワーデザイナー。広島の花店「FleuR AtelieR 談」で荒井楓久香氏に師事し、花を学ぶ。24歳で渡欧し、コペンハーゲンの巨匠、ターゲ・アンデルセンのもとで研修。帰国後は世界有数の規模を誇る大田市場内の花の仲卸「フローレ 21」に勤務した後、フリーランスのフラワーデザイナーとして独立。彼が生み出す、植物がもつ自然な美しさを生かしたモダンでアーティスティックな作品は常に業界で注目されている。


 私は本当に、人との出会いに恵まれています。長くこの仕事に関わるなかでたくさんの方々の支えや教えがあって

こそ、今の私があると思っています。そうした学びや自分が今花を活けるという仕事をするなかで大切にしていることを、これからフローリストとして活躍していく若い世代の人たちに共有し、目指しているフローリスト象に近づくきっかけになればと、このワークショップに参画することにしました。

 フラワーデザインという仕事において、自分で考え、調べ、形にしていくことは、とても楽しい作業です。その楽しさを参加者の皆さんと共有できたら嬉しいです。同時に、フローリストが花を手にすること、活ける環境があることが当たり前ではなく、たくさんの人たちの支えがあって成立していることを知ってもらえたらと思っています。植物は生産者や市場、仲卸などたくさんの人たちの手を経由してフローリストの元に届きます。また、植物を活ける美しい空間も、設計者やインテリアスタイリスト、プロダクトデザイナー、バイヤー、店舗を運営するスタッフの皆さんの思いが詰まっています。それらをしっかりと汲み取りながら、植物の美しさを損なわずに活け込みしていくことの大切さや楽しさを、一緒に考えていけたら嬉しいです。たくさんの人たちと植物で繋がって、一緒に美しい空間を作り出せることの素晴らしさを感じてもらえるワークショップにしたいと考えています。



講師

ライオンフォトスタジオ東京株式会社 岡本譲治


東京工芸大学短期大学部写真技術科卒業 有限会社ピクチャーランド入社

独立後フリーランスとして活躍

2012年渡仏

2020年会社設立

国内外の著名フローリストの撮影を多く手掛ける

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