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温室の塚田有一さんによる ワークショップ「花の文」を始めます


令和元年正月事始め’となる12月13日(金)から1年間のカリキュラムで、

温室の塚田有一さんによるワークショップ「花の文」を 

TISTOUの蔵前ショールームにて始めることとなりました。

花の文 はなのふみ

TISTOUさんで花の座を。  温室 塚田有一

TISTOUさんは「みどりのゆび」を持った

チトくん(あるいはティストくん)のものがたり

(『みどりのゆび』原題TISTOU LESPOUCES

VERTS モーリス・ドリュオン作)から名前を付けたそうです。

それを受けて「みどりのふみ」とも思ったのですが、

「花」の方がより時空を感じられるし、はなやかさもはかなさも

感じますから「はなのふみ」としました。

嬉しい時も悲しい時もこころの代わりに届けられてき

た花とは何か、花に人は一体なにを託してきたのか。

特に風土や暦、行事、そして言葉を中心に

「花の文(はなのふみ)」と題してお話します。

会によってデモンストレーションや、ワークショップ

として植物に触れていただきたいと思っています。

「文」とは天文/地文、あるいは文様の「もん」であり、

文学や文章の「ぶん」であり、文目の「あや」は綾、彩であり、

「ふみ」と読めば手紙ですね。

花は実際、たくさんの記憶を人から引き出してくれ

ますし、花自体の記憶を語ることもあるでしょう。

花を活けるには、見えないものを読んでいろんなことを

編集しなくてはなりません。

奥行きのある花の文を読み、型を生かして今を乗せる

ことができれば、その花は翼を持ちます。

蔵前とは御蔵の前。蔵の前(さき)。

『みどりのゆび』のメッセージにもあやかって、

くらやみをさく花のごとき会になればと思っています。

江戸時代に定められた五節供(人日、上巳、端午、七夕、重陽)を中心に、新暦での日程に合わせています。皆さんがお仕事などにも活かせるようにモノ日に対して少し早めの設定です。

【 第一回 】

2019/12/13 (金)  

テーマ…ふゆ 新魂 

トーク…冬至 お正月 クリスマス

ワーク…冬至飾り

【 第二回 】

2020/2/28 (金)

テーマ…はる 櫻

トーク…雛まつり お花見 イースター

ワーク…めぐり花

【 第三回 】

2020/4/17 (金)

テーマ…なつ 緑

トーク…端午の節供 母の日 メイポール ジューンブライド

ワーク…対話  

【 第四回 】

2020/7/3 (金)

テーマ…なごし 祈り

トーク…夏至祭 七夕 お盆

ワーク…めぐり花

【 第五回 】

2020/8/28 (金)

テーマ…つき 稔り

トーク…重陽 お月見

ワーク…対話

【 第六回 】

2020/ 10月予定 

蔵前展

テーマ…あき 結び 

トーク…はしご花 旧暦重陽、お月見(後の月見)、ハロウィン、紅葉狩り

ワーク…未定

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花の文(はなのふみ)初回内容

TISTOU代表の平田倫子さんと対話しながら自身の紹介をしつつ、スケジュールとこの座で大事にしたいことをお伝えします。始まりですので参加者の皆さんにも自己紹介お願いしたいと思っています。続いて冬至を中心にクリスマスやお正月についてお話いたします。その後、謂れのある植物を使って、コンパクトでシンプルな冬至飾りを作っていただきます。暦や言葉、風土が培ってきた情緒や型に触れられる座としたいと思っています。

参加費 3万円税別(全6回)こちらは初回一括振込になります。

https://www.tistou.jp/hananofumi 必要事項記載の上ご応募お願いします。

開始時間 19:00~

場所 TISTOUショールーム 東京都台東区蔵前3-7-3

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ワークショップを企画するにあたって 花を活ける仕事は、神様から選ばれた者だけに許される‘天職’のようなものだと感じた私は、 花を活ける仕事を諦めて日本に帰国し、今の会社TISTOUをはじめました。24歳の時でした。 小さなカタログと花瓶をスーツケースに詰めて、 日本中のお花屋さんを廻っていた当時、青山のお花屋さんの店先で、 初めてスーツケースの中身を見てくれて、これいいね、と発注をしてくれたのが塚田さんでした。 とても嬉しかったことを今でもよく覚えています。 それ以来、塚田さんに会うたびに沢山の「花のお話」を聞かせてもらっています。 自分がいままで知らなかったことを知ることの楽しみにいつも気付かされます。 そのお話を、花を活けることを‘天職’としているみなさんや、 花を活けることに興味のあるみなさんに聞いてもらいたいな、 とずっと思っていて、今回の企画が実現しました。 お話と一緒にワークショップやデモンストレーションもお願いしています。 四季を通じて、みんなで花のことをもっと知る機会になったらと思っています。

TISTOU株式会社 代表 平田倫子

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PROFILE

塚田有一(つかだゆういち)

有限会社温室代表。

ガーデンプランナー/フラワーアーティスト/グリーンディレクター

立教大学経営学部卒業。

草月流家元アトリエ、株式会社イデーFLOWERS@IDEEを経て独立。

ランドスケープや作庭、花活け、装飾、オフィスのgreeningなど空間編集を多数手がける。

赤坂氷川神社「はなのみち」、世田谷ものづくり学校「学校園」、花綵列島「めぐり花」、「緑陰幻想詩華集」など旧暦や風土に根ざした植物と人の紐帯をたぐる様々なワークショップを開催。お庭を作るだけではなく、グリーンディレクターとしてその場を生かしたワークショップを企画。西神田のスペースでは”TERRAIN VAGUE (都市の空き地)”を主宰し、植物×他ジャンルのクリエイターと座を開いてきた。ユーロ=アジアの観点から文化の多様性と固有性を、風土に

根ざした身体性とともに研究している。

不明点や疑問などありましたら

info@tistou.jpに、タイトルを「花の文への質問」と入れて

メールをお送りくださいませ。

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